2016/11/090 Shares

簡易シンクライアント

こんにちは。
今日はシンクライアントの話です。
巷で流行のシンクライアントですが、VMware HorizonViewやCtrixのXenappなど、ある程度のものを積算すると
バカ高い金額になってしまい、逆にユーザに「高すぎる」といわれる事が日常になってきました。
そこで考えてみたのは良し悪しはともかく、簡易的にシンクライアントみたいな事ができないかと考え始めました。
まず、画面転送型ですね。それで簡単にするならWindows標準のリモートデスクトップでしょう。
一般的にはターミナルサーバを準備します。これに必要なCALやRDS-CALが費用が嵩みます。こればっかりはしょう
がないんですね。VMwareもXenもこのライセンス分を内包的に含んでいる為、高くなるそうです。
それで、これはモラルというか良し悪しを問わずになりますが(個人、SOHOならOKなのかな?)サーバを準備せず、
リモートデスクトップは標準搭載です。但し、同時に接続に行くときの制限があります。それを解消するのが
UniversalTermsrvPatchというものです。これは2012年の情報なのでWinXPやWindows Server2008R2の頃の話
です。今現在Win7やWindows Server2012で使えるかどうかは未検証です。
UniversalTermsrvPatchの具体的なインストール方法は大元のページで調べてください。
では、クライアント側ですが、ここにディスクが載っているとOSのライセンスだのローカル保存できてしまうので
セキュリティは如何なものかといった問題は出てきます。
私はここでシンクライアントではなくゼロクライアントをご提案します。クライアントにディスクがなければ保存場所
はサーバ側になります。という事はデータが散在せずに一元管理できます。ようはリモートデスクトップできる環境さえ
あればいいんです。とはいえ、リモートデスクトップを起動する環境はディスクレスでできるの?と疑問になります。
ここで選択肢は2つになりますが、どちらもlinuxのミニOSを起動してRDPだけを起動させるという方式を考えます。
1つ目はUSBメモリによるライブ起動です。あまり複雑に考えずにubuntuのLive-USBの機能を使います。ubuntuの
中身はカスタマイズしてもいいですし、必要なRDPのみを起動時に立ち上がるようにrc.local上に記述します。
もうひとつはNet-Bootです。こちらをお勧めします。なぜなら、クライアント側USBメモリもいらない、パソコンの箱
だけがあればよいのです。但し、Net-BootとなるとPXEサーバが必要です。これはリモートデスクトップで繋がれる側
のパソコン(ないしサーバ)に同居させます。この子はWindowsでしょうからtftpd32で簡単にPXEサーバにできます。
では、配信するイメージですが、LANの環境にもよるかとは思いますが、できる限り容量は少ないほうが望ましい
でしょう・ubuntuだと重いんです。
普通にググってもシンクライアント専用linux見たいなのは探せます。私が取り上げたのはTiny Core Linuxです。
Tiny Coreには8MB,12MB,30MBぐらいのイメージが用意されています。
8MBだと機能がなさ過ぎですが30MBはちょっと重いか。12MBをカスタマイズするのがベターでしょう。
一旦必要部分のみカスタマイズとなるとrdesktopだけインストールします。
Tiny Coreはベースは何だったか忘れましたが、RedhatやDebianとは違ってyumもapt-getも使えません。
tce-loadのコマンドを使います。後は起動時にrdesktopが起動するように.shを作成します。
昔、作ったときのメモを発見。以下に記します。
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Tinycore-4.7.7.isoを起動
proxy経由にする場合、terminalで
export http_proxy=http://「プロキシサーバの指定」:8080「など」/
を実行
アプリケーションをダウンロードする
上記実行後
tce-load -wi rdesktop.tcz

export http_proxy=http://「プロキシサーバの指定」:8080「など」/
tce-load -wi ezremaster.tcz

起動時にrdesktopを起動する
/home/tc/.X.dにrdesktop.shを作成。実行権限を与える

rdesktop.shの中身
while x=0
do
sleep 5
/usr/local/bin/rdesktop -f 192.168.1.100
done
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リマスタも必要でした。これでiso化したファイルをTFTP側に格納したらOK。
駆け足でしたね。
また詳しく説明できる日が来ることを信じて
今日はここまでに。