スマホゲームのガチャ確率表記を巡る訴訟、サイトに記載されていた運営元が実際とは異なっていたため和解に

昨年3月、「中国OURPALMが運営するKOFスマホゲームでガチャ確率表記や会社表記での問題が指摘される」という話題があった。この問題については今年2月に消費者庁が景品表示法違反で措置命令を出したのだが、このゲームのガチャ不当表示を巡ってユーザーが運営元を訴えていた裁判が和解したとITmediaが報じている

この訴訟の和解についてなのだが、なんとこのユーザーが訴えていた「OURPALM株式会社」は問題となったスマートフォンゲーム「THE KING OF FIGHTERS '98 ULTIMATE MATCH Online(KOF98 UM OL)」の運営元ではなかったという。当初、このゲームのWebサイトには特定商取引法に基づくサービス運営者の表記として「OURPALM株式会社」やその代表者などが記載されており、今回訴訟を起こしたユーザーもこれに基づいて同社を相手に訴訟を起こしたのだが、2017年3月に同サイト上で運営会社についての誤記載があったとの告知とが行われ、また当初運営者として記載されていたOURPALM株式会社は「運営とはなんら資本関係・取引関係のない会社」だったことが明らかにされた。そのための今回の和解に至ったようだ。

ITmediaによると、今回問題になった(当初運営者として記載されていた)OURPALM株式会社やその代表は中国OURPALM社と以前より繋がりがあり、協業目的で国内でOURPALM株式会社を立ち上げたものの計画が頓挫、その後OURPALM株式会社は活動しないまま放置されていたそうだ。また、同社代表はKOF98 UM OLのサイトに同社の名前が記載されていたことも知らなかったという。さらに、KOF98 UM OLの公式サイト(kof98.ourpalm.co.jp)で使われている「ourpalm.co.jp」ドメインの所有者はOURPALM株式会社となっているが、これについても同社は中国OURPALMからの依頼で代理で取得しただけと説明している。

なお裁判記録によると、和解しなければOURPALM株式会社側がユーザー側を名誉毀損で訴えるという動きもあったようだ。

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